このレビューはネタバレを含みます
友だちと映画をみようと約束しとったけど、別々の映画館に集合(?)してしまったため1人でみた。
俊也と阿久津が、真相に近づいていく様子にドキドキした。
母と俊也、辰雄と阿久津のそれぞれの会話を映したシーン、こわかった。
探していた答えが、「権力に立ち向かいたかった」、「一矢報いてやりたかった」、という学生運動の精神が”化石”化した人間の、浅はかな計画だったと知ったとき、俊也と阿久津はどんな気持ちだっただろうか。
どれだけ悲しいことがあっても、絶望することがあっても、それを正当化して誰かを傷つけてしまえば、自分もそっち側になってしまう。
悪意はその辺に転がってたりするんだな。
巻き込まれることないよう、また自分が悪意をもって生きることのないようにしたい。
子どもはみんな平等に、なんの心配もなく、優しさに包まれて育っていける世界になったらいいな。ほんとに。