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罪の声のフジのネタバレレビュー・内容・結末

罪の声(2020年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

【2020#057】
 既に事項になっている未解決事件を追うべく、特別班に選ばれた阿久津英士(小栗旬)は聞き込みを行う。その傍ら、京都でテーラーを営む曽根俊也(星野源)は家のタンスから自身が幼少期の頃の声が収録されたテープを見つけ、調べると未解決事件で犯人が使用したテープと同じものであることが判明する。新聞記者と当事者という、異なる立場の2人だが、事件の真実を求め、当事者の今を求め、協力し合いながら真相に迫る。


 間違いなく今年NO.1邦画でした。原作もヒット作で脚本が野木さん、小栗旬や星野源、古舘寛治や市川実日子ら豪華俳優陣、さらには主題歌Uruといった、勝ちしか見えないなか、かなりハードル上げきってしまったがその期待をも超えてくれた。
 ポップな感じは全くなく、終始静かに話は進むが全く飽きない。2時間経つのが早い。結末も「前向き」とは言えないが、野木さんの「バッドエンドで終わらせない」スタンスのもと、不思議にも清々しい気持ちになれる作品。
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