罪なき子供たちの罪
レビューが良かったのと、グリコ森永事件をモチーフにした原作だったこともあり、席を予約した所、その２日後に報知映画賞を受賞。
私は別の映画に投票していたので、ちょっと複雑な気持ちでの観賞となりました。
映画賞では、小栗旬主演と星野源助演でしたがこれはダブル主演でした。
最初は点だった真相を追う新聞記者の阿久津と、犯罪に声を使われた曽根の２人が線で繋がり、共に真相を追う。
色々な線が次々に繋がって行くあたりがなんともゾクゾクっと来た。
報道とは、真実を伝えるための物なのか？それとも興味を掻き立てて部数を伸ばすためのものなのか？
いずれにしても、真実は残酷で、伝えた所でこの世の中は何も変わりはしない。
ただ、世の中は変わらなくても、犯行グループに人生を狂わされた子供たちは35年の時を経て出会い、真実を知り、この報道に救われ、生きていこう。と前を向くことが出来たはず。
たとえ罪の声を一生背負って行こうとも。
