言葉じゃなくても。
コーダ あいのうた
公開同時観たいと思っていたけど、時間があわず断念したのですが、オスカー作品賞を受けてのアンコール上映で観ることが出来ました。
コーダという言葉自体全く知らなかったけど、
「両親のひとり以上が聴覚障害を持つ、聴こえる人」。つまり、ろう者のもとで育った聴こえる子どもたちのことだそうです。
大音響の車で迎えに駆け付ける両親を恥ずかしがる主人公のルビーと、音の振動で音楽を体感し楽しむ両親。
両親の通訳で自分の時間が制限されることに苦悩するルビーが、合唱部に入り歌うことの楽しさ、素晴らしさを知り、先生のもと才能を花開かせる。
しかし、両親は歌の道を反対。
物語の終盤。合唱部の発表会に来た家族は、ルビーの歌の素晴らしさを周りの観客の表情で知る。
この演出が素晴らしいし、家族の表情も凄くいい。
ラスト、歌いながらの両親が解る方法で感情を伝えるルビー。
たとえ言葉じゃなくても気持ちは伝わると感じたシーン。
ルビー家族の絆に、暖かい涙が止まらなかったです。