このレビューはネタバレを含みます
マブリー映画。
十人くらいの殺し屋からの襲撃を、素手で張り倒して返り討ちにするマドンソクは最高。
ヤクザと刑事の共闘は、王道ながらもめちゃくちゃ熱い。
互いを出し抜き合う利害関係だけではなく、一緒に追い詰める中で少しずつ仲を深めていくが、犯人を捕まえた時警察とヤクザそれぞれの本性が出て対立する姿は面白かった。
刑事の一人とヤクザ幹部が打ち解けてたのや、刑事がチャンの事を兄貴と呼ぶのには笑った。
決起集会の飲み会のシーン好き。
キムソンギュの殺人鬼も捕まった後の狂気じみた演技と指紋すら焼く徹底っぷりは良かった。
証拠がなく法で裁けない犯人をヤクザが始末する展開かなーと思いきや、きちんと法の枠組みで決着をつけていたのは新鮮。
法廷でのヤクザ論を語るチャンは面白かったけど。
ただ、チャンは自首したがチョン刑事は表彰、故意ではないと言え襲撃された時に幹部を殺害し、隠蔽をヤクザがしてた事について何もお咎めなしだったのは少しモヤモヤした。
マドンソク目当てのチャンに肩入れして話を見ているから不公平に感じてしまうんだろうけど。
ラストの刑務所での再会に笑みを浮かべるチャンはゾッとする恐ろしさ。
チョン刑事のキムムヨルが武井壮にしか見えなくて仕方なかった…笑
2024 152