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パブリック 図書館の奇跡のzoeのレビュー・感想・評価

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
4.0
エミリオ・エステヴェス監督作品初鑑賞です。タイトルの“図書館”というワードに惹かれて準新作になったら借りようと思ったけど、パッケージの裏面を読んでみると私が想像していたような内容ではなさそうだったので後回しにしていた作品。

『探してるんです…奇跡を』
『見つかりますか?』

公共図書館にホームレスが集まるというのは今作を観て、初めて知りました。ホームレスに関しての問題は国ごとに、地域ごとに取り組み方が違うし、その人数も異なる。同じ国に住んでいる人でもホームレスを毎日のように見かけるひともいれば、今まで一度も見たことがないというひともいるだろうな。

アメリカのホームレスに、退役軍人が多いというのは他の映画やドラマで以前から知っていたけど、国のために戦って、心と体に癒えない傷を負った人々が社会に虐げられるのはやっぱり間違っている。

マスメディアによる印象操作。武器を所持している、人質がいる、テロリストだ。詳しいことがなにも分かっていない状態でそう報道するのはどうなのか。そう敏感になるのは当たり前ですが、内部の様子を知りながらもそれを無視して人権を無視した報道をするのは完全に間違った行為。

世界が抱える社会問題のひとつであるホームレス問題。貧困、格差、差別などを扱っていますが重くなく暗くもない上に音楽もとても良いので観やすかったです。今作はフィクションですが、今まで気づかなかったことに気づき、知らなかったことを知り、勉強になりました。

クリスチャン・スレーターがはまり役。若い頃からちょっと悪そうな顔はしていたものの、歳を重ねてより嫌な奴の役が似合う顔つきになっている…

映画にどハマりしたということもあり、ここ最近はまともに本を読んでいなかったんですが、江戸川乱歩の「目羅博士の不思議な犯罪」をまた読み始めた今日この頃。やっぱり本って良いな~ってしみじみと感じてます📚️
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