こまち

パブリック 図書館の奇跡のこまちのレビュー・感想・評価

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
4.0
声を上げることの大切さと難しさを痛感させられる。

全く見当違いの報道で主人公が犯罪者扱いされ、メディアの杜撰ぶりというか、どれだけ視聴者を扇動できるかばかり気にしている。

報道があってから、牧師に続いて続々と届けられる支援物資。このシーンは、大々的な報道とかがないと中々動き出さない、そうでもしないと人は関心を持つことはない現実だと思った。普段からやってる方もいるけどそれも中々伝わらないし、、

ホームレスの現状の深刻さを知ってもらうために、自分もその立場にいたことがあるからこそ、少し弱気ながらも立ち向かうスチュアートがかっこよかった。
路上生活なんて自業自得と思う人も多いだろうし、もちろんそういう場合もあるとは思うけど、環境や条件さえ揃ってしまったら自分もそうなるかもしれないという意識でいたい。
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