ちろる

おねえちゃんのちろるのレビュー・感想・評価

おねえちゃん(2017年製作の映画)
3.5
おねえちゃんはいつもいじわる
おねえちゃんはいつもずるい
おねえちゃんなんかいなくなればいい。
いなくなれば・・・

いつも、いつもそう思ってるのにおねえちゃんが落ち込んでるとなんでだろ、心の奥がキリキリ痛む。
自分のせいでおねえちゃんが怒られてると心でいつもごめんねって思う。
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いもうとはうるさい
いもうとばっかりいつもずるい
いもうとなんか生まれて来なければ良かった・・・
でももしほんとにいもうとがいなくなったら悲しい。
仲間はずれにされたくなくて小さな妹を仲間はずれにしていじめてしまった。
ごめんねとこころで何度も呟いていた。

事情は不明だが、ロサンゼルスに移住?した中国人姉妹の小さなものがたり。
わたしにもおねえちゃんが2人るけど、年齢が少し離れていたからほとんど喧嘩したことがない。
いつでも可愛がってもらえる。
それが少し自慢でもあったけど、こんな風に喧嘩して、憎しみあって仲直りできる、
そんな時間もあったらいいなと思ってしまう。
居場所がなくて、居場所をそこに作ろうとして心にも無い行動にでたことある人がいるなら少しだけドキってするかも。
子どもは無垢で純粋なだけではない。
いつも彼らの世界で一生懸命生きて、少し悪いことも考えたりする。
そんな闇の部分にも目を向けて生々しい子どもの世界を描いたショートムービー。
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