重い。弟の人に迷惑をかけたり自分勝手などうしようもなく奔放な生き方は、まるでこれまでの自分の半生を観ているようで、何度も切りそうになったがなんとか完走。
この映画は「魂の救済とは何か」というテーマに対して古来の日本の母性愛、姉弟愛といった、現代の日本において忘れられた絆の重要性を説いているのだと感じた。
特筆すべきはやはり吉永小百合さんの圧倒的パフォーマンスと永遠(であろうと思われる)の女性の姿を吉永小百合さんを通じて余すところなく見事に描き切っている点でしょうか。
大好きな蒼井優さんの演技力その他すらかき消してしまう程の圧倒的な存在感、吉永小百合さんは本当に美しい。