みやしゅん

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のみやしゅんのレビュー・感想・評価

3.8
「始まりは休日だった」

この台詞からはじまり、そこまで遠回りをしながらの、この言葉の意味にたどり着いた時の監督のジャーナリストへの愛の深さを知り感激。

色彩豊かな作品が多いので、白黒が多くてむむむってなったけど、部分的に差し込まれる色を際立たせるための方法なんだろうな。絵画の色と青い瞳は印象的。

正直なところ、大きく分けた3部構成の第1部のところで予想以上にストーリーが長くて脱落してた…ふと周りを見たら仲間が多かった。第2部はシャラメ出てるから頑張ってたけど、この頃には膨大な文字情報の波に飲み込まれ、思考停止。第3部でコメディ感全開できたから復活!!カートゥーンタッチのところは面白すぎた。

これはもう一度、時間がある時に1部ごとに観て、ちゃんと理解したい。自分が置いていかれただけだと信じて…。

【追記】
2回目鑑賞して、文字情報の波はシンプルに「雑誌」だからか、と変に納得。だから、不思議なんだけど、雑誌って全部読むことは前提に作られてないですよね🤔

一人一人が好きなページをめくって楽しむことが大切だから、この映画はそういう意味でも面白い!TIFFの時とは違った視点で観れたので、これは観れば観るほど変化するやつだと確信!
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