いはん

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のいはんのレビュー・感想・評価

4.0
私のトプ画からもお分かりかもしれませんが、この映画の公開をこれでもかという程に待ち焦がれました。ウェスアンダーソン映画は、もうジャンルだと思う。彼の映画はウェスアンダーソン映画にしか属せないのではないかな。

執筆者らのフレンチディスパッチへの愛、アーサーへの愛。執筆者らの自分の文章や伝えたいことに対する拘りや尊厳。何を書こうが、伝えたい何かをを持っていなければいけない。こういう当たり前なことも本日の社会では当たり前ではなくなりつつある。誰もが自分の意見を発信できる社会において、誰も本気で人に伝えたい何かを見失いつつある。この文章はなんのため?この文章は誰に向けて?この文章は、、、

こうも自分が好きな俳優が集まると映画館で思わずガッツポーズしてしまった。ティモシー、ビルマーレイ、ローナン、エドワードノートン、ベニテオデルトロ、エイドリアンブロディ…..最高だ。今作は一番好きなウェスアンダーソン映画(ムーンライズキングダム、ホテルグランドブダペスト、ダージリン急行がベスト3)というわけではありませんが4.0は監督への敬意と素晴らしいキャスティングに捧げます。
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