豪華キャストで贈るウェス・アンダーソン監督最新作
東京国際映画祭で鑑賞
『フレンチ・ディスパッチ』という雑誌の編集長が急死し、彼の遺言によって雑誌は廃刊となる
最後に癖のある記者たちによって編集長の追悼号が作られるが……
雑誌に掲載された記事を読み進めていくというオムニバス形式に近い構成の作品で、それぞれの記事が映像化されているので、起承転結がありながらも、どこか文面のような平坦さもある不思議な作品
現実世界のときはウェス特有のパステルカラー、記事のお話のときは白黒、ときにはアニメーションも駆使した映像となっていて、視覚的にも現実と記事の中の世界の切り替えが感じられるのが楽しい
個人的にはティモシー・シャラメが出演している学生運動のエピソードがお気に入りです
2022.01.30 @ グランドシネマサンシャイン 2回目鑑賞