このレビューはネタバレを含みます
豊悦の白シャツにビーサンで台北の街中を歩く姿（榊晃次の再来）と台北の街並みを見られただけで満足（笑）
どこぞで『撮りたい絵を撮った』という監督の言葉を見た気がしますが正にどこを見てもいい感じ（雰囲気）でした。ストーリーや人間関係、事件の詳細、片目が濁った謎の男、島も牧野も背負って逃げてきた、その末路は...楽園はあるのか等々は観た者が感じ想像する作品なのかと。それにしても、わからないことが多いですが（笑）
詳細や結末にこだわる方や台湾好きでもないという方にはつまらないかもしれませんね。
「笑ったほうがいいよ」
「なんで？」
「今が良くなくちゃ」
みたいなやり取り。
今をどう生きるか...それが次へと繋がる的な意味合いもありなのか？とか。
背負ってきた罪と死への恐怖。
自分を責め、逃げても追ってくる者。
真実を知った時の怒り。
解き放たれた時に笑顔になれた場所。
そこが楽園？
...とか、色々と巡らせてみてください。
