このレビューはネタバレを含みます
最も希望に満ちていた時に一瞬の気の緩みから起こしてしまった事故で弟と視力を失い、心に傷を負った女性がヤンチャボーイと協力し、サイコパス殺人鬼と対峙するスリラー
正直、期待していただけにがっかりな部分も多い作品だったかな
盲目だからこそ鋭い他の感覚を駆使し、徐々に持ち前の正義感を取り戻しながら奮闘する姿には感情が移り応援しちゃう
特に地下鉄での逃走劇には手に汗握る
関係ないけど愛犬家だからパルが傷つけられた時はうるっときた
めっちゃ前だけど通勤中の盲導犬が刺される事件あったの思い出してまた悲しくもなった
許すまじ(本題に戻れ)
目が見えないという難役を演じた吉岡里帆も頑固だけど心優しい女性をしっかりと示せていたと思う
浅香航大くん演じる日下部のブッ飛びぷりもなかなかで、スラッしなやかな身体がリミットの外れた力で迫ってくるのはかなりの恐怖
高杉真宙くん初めて見たけどイケメンだねぇ...
ほんとにスケボーできるのかな
がっかりだったのはラストの館での対決シーン
これを言ったらまじで元も子もないけど視力を失った人が首突っ込むとか足手まとい以外ないだろっていう
まあでもそこはエンタメ性を優先ですかね
とはいえ決着を先延ばしにしすぎたのには興醒め
なんで閉じ込めたくらいで安心してまた探し回るかなぁ絶対また脱出して襲ってくるじゃん殺しとけって
結局そのへん気になりすぎて全然集中できず
もう少し上手くアクションを組み立てても良かったのでは
あんまりおすすめはしないかも
時々一匹で抜かれるパルは愛おしい