見えない目撃者のmukoryoのネタバレレビュー・内容・結末

見えない目撃者（日本版）→ブラインド（韓国オリジナル）→見えない目撃者（中国版）の順に鑑賞。
三カ国それぞれの文化、ターゲット（観客）を考慮しての違いが出ていて興味深い。

日本版だけR15指定でホラー度強めの仕上がり。
現在進行中の被害者を救うというタイムリミット要素を加えたことで緊迫感が増した。
車の外から事件の気配を察知して、事件に関わっていくヒロイン。
ちょっと前のめりすぎの不自然な始まりと思ったが、韓国版・中国版のタクシーと間違えて犯人の車に乗ってしまうという始まり、日本のタクシーではさすがに気づくだろうと思うので、それを変えたのは理解できた。
地下鉄の駅にあんなに人が居ないのは運が悪すぎるけれど韓国版もそうでした。
田口トモロヲさん（声が良すぎる）、大倉孝二さん、警察陣を渋く固めたキャスティングも日本らしい。

主役の吉岡里帆さんを女性ヒーローとして上手く輝かせている映画で、全体としてアトラクション的な面白さだった。