シライサンという名前を知ると、異様に目の大きい女に取り憑かれるホラー映画。
乙一が書いて乙一が監督しとるわけですから、これはもう天才ホラー作家・乙一のやりたいことを完璧に表現出来るわけです。
怖いのは怖いです。結構怖い方です。
シライサンの目がデカすぎて怖いし、
登場の仕方や近づき方も怖い。
ただ、ストーリーが消化不良でした。
シライサンの正体について、
完全に理由のない理不尽なシライサンにするか、シライサン誕生日秘話をちゃんと描くか、どっちかにして欲しかったです。
村の儀式で昭和に生まれた呪術師がシライサンっぽいような話がチラッとあるのに、目が大きい理由や、手を貫かれて鈴を通している理由、人を呪い殺す理由など、そこを追い掛けずに放ったらかしで終わるのが残念。
シライサンの呪いにはルールがございまして。
3日おきにしか現れない。
長時間目を逸さなければ消えてくれる。
これだけ分かってるんやから、対策打てよ!
3日に一回来るねん!知ってたやろ!
何を「な、なんで?!」みたいな顔しとんねん。
せっかく見つけたルールを活かせよ!
2日目にしっかり寝といて、3日目はいつシライサンが来ても大丈夫なような場所で、メガシャキ10本ぐらい準備して迎え撃て!
そもそもシライサン、中2日何しとんねん!?
休むな、呪いを!