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マー ―サイコパスの狂気の地下室―のmaeのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

洋画にありがちな高校生のくせに夜な夜な酒盛り、ハッパ。総じて軽率で常識知らずの阿保ばっかり。だが決して友達を貶したり見捨てたりせず純粋な友情と絆が一貫しているのは高ポイント。

副題に"サイコパス"とあるけどスー・アンは別にサイコパスではないよね。どちらかというと後天的要素が多くソシオパス寄り。自分の子供を病気に仕立て上げたり薬漬けにする部分もあるので恐らくミュンヒハウゼン症候群の素質もあるのでは。
もともとの内向的な性格、さらにいじめの過去に囚われて大人になり切れず同級生達の子供を相手に執着している感じ。拗らせてんな。
かつての同級生への恨みをその子供達に向けて支配しようと試み、最終的にベンだけは歪んだ形だが手に入れる。

人は10代の頃に望んでも手に入れられなかった物に生涯固執すると言うがまぁそんな感じのストーリー。視点によっては悲しくもあり、全体を通してまぁまぁ好み。
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