ちぃ

幼い依頼人のちぃのネタバレレビュー・内容・結末

幼い依頼人(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

★3.8 ロースクールを卒業したジョンヨプは、なかなか就職できず、姉のすすめで児童福祉館で働くこととなる。そこへ、ダビンという10歳の女の子と7歳の弟が訪ねてくる。彼らは継母から虐待を受けているというが、児童福祉館では、親が虐待を認めない限り手出しができない。もともと腰掛のつもりで児童福祉館で働いていたジョンヨプは、弁護士としての仕事が見つかり、児童福祉館を辞めてソウルで働くこととなる。ジョンヨプを信頼していた姉弟は、彼が戻ってきて助けてくれると信じて疑わなかった。しかしある日、ジョンヨプに連絡が来る。それは、ダビンが彼女の弟を暴力により殺してしまったという知らせだった。仲の良い姉弟に限ってそんなことはないと、自分が彼らから離れてしまった事を悔い、ダビンを救おうとジョンヨプは動き出す。
切ない。ただひたすら。実母が幼い頃に亡くなり、母親の愛情を知らずに育った姉弟。家を出て学校に行っているから逃げることも可能なのに、逃げたことで暴力を振るわれることが怖くて逃げだせない、追い込まれた状況。近所の家には虐待時の悲鳴とか聞こえていたのにみんな知らん顔…。この間見た#ニューヨーク親切なロシア料理店 の映画の兄弟も、父親が兄に弟に暴力を振るうように強要してたな。
これが、実話に基づいているっていう辛さ。
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