三匹の忠臣蔵

ディヴァイン・フューリー/使者の三匹の忠臣蔵のレビュー・感想・評価

3.0
666とオーメンも顔を出す、格闘系エクソシスト。
パク・ソジュンが主演ということで、彼さえ見れたらいい人向けの作品。そのためのアクションであり、内容は二番手。

世の中を混乱に陥れた悪魔がいた。すでにバチカンから来た駆魔司祭アン神父(アン・ソンギ)が対応していたが、彼だけでは贖うことができないので、黒い主教チシン(ウ・ドファン)に対し、神が送った使者としてパク・ヨンフ(パク・ソジュン)の役割が与えられた。
恐らく神はヨンフが格闘技チャンピオンだったことをテレビで見て知ったのだろうか。そう考えると、チシンもチャンピオンと同等クラスの力を持っていることになる。

面白いことに、神も悪魔も直接戦わず、今回も使者同士、つまり二番手同士が戦う構図。
そもそもヨンフには、なぜ怪我をした手に特別な力があるのか。この傷口が神と交信するための窓口であり、ヨンフが神から与えられた試練ということか?その試練を乗り越えたことで、特別な力を得たという解釈でいいのだろうか。
この力を授かることで使者になったのだが、彼が自分(神)を投げつけようとしたから?
まさか、亡くなる父親パク・チウン(イ・スンジュン)が「悪い奴らを懲らしめろ」と言ったことが理由なのか。父親も「いつもそばにいる」と言っていたし。
それにしても、いちいち背中の入れ墨が反応していたら、街中を普通に歩けない。そもそも、最初にちょっかいを出したのは悪魔側みたいなので、そういう体質だったのか?

カドゥマは韓国語、修道女も韓国語で除霊してるのにアン神父は何語か分からんけど、あれってバイリンガルなんか?
結局、エクソシストと言えば神はキリストで、そのアイテムは十字架、舞台は教会。新鮮味に欠けると思う。

そして、チェ神父は戻ってきたんか?