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はちどりのmのレビュー・感想・評価

はちどり(2018年製作の映画)
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エイスグレードとかレディーバードとか自分の内側に秘めてた思春期の鬱憤を爆発させる映画すきなんだけどアメリカの家族って親が『愛してる』とか『あなたは最高だから自信を持って』とか子どもに直接言うのに馴染みがなくていつもその部分に共感出来なかったけどウニは家族からのさり気ない愛情に気づいてなくて孤独感に苛まれてるけどしこりの手術もお父さんが心配して泣いてくれるしお母さんは何も聞かずチヂミを作ってくれたシーンから自分の知ってる家族からの愛情はこれだな〜と思った(ただし家長制度と兄貴はクソ)

今まで兄の暴力にも家族の状態にも不満を感じながらもじっと我慢してたけどヨンジ先生のことを言われたときだけ反抗するのも胸がぎゅっとなった

どんなに傷ついて辛くてもヨンジ先生の『辛いとき指を1本1本動かして』ってそういう些細なことで辛いときの自分のバランスの取り方、自分の守り方を知ってるから本当の大人なんだと思う

キスシーンとか煙草吸うシーンよりもしこりの検査のために1人でぎゅっとタオルを握るシーンが1番大人になるシーンに見えた
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