ウロフ

はちどりのウロフのレビュー・感想・評価

はちどり(2018年製作の映画)
4.9
この映画は豊かですね。見終わった後にいろんな場面を思い出してはあれこれ考えてます。普段パンフレット買わない私ですがこれは買いました。一番知りたかった例のことはわからなかったけど😅

思春期特有の感情がつまってます。気に入らないことが多くて、でも自分の力じゃたいていどうにもならなくて。そんな日常でもたまに嬉しいことがあって、でもあっさり裏切られたりして。ただ少女に共感するだけの映画じゃなくて、人を理解することの難しさや将来を生きていくための強さみたいなものも訴えているのが良いんです。

幾つかの事件は起きますが、基本的に淡々としています。でもそれがリアリティあっていい。過剰演出に頼らず、実直に人と向き合うような作りのこの作品がきっちりと評価される韓国映画界の懐の深さですよね。

見終わってからメインビジュアルを見ると、これってとても象徴的で大事な場面だったんだなぁ、としみじみしました。

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2021年4月に劇場で2回目鑑賞。本当にすばらしい作品。ムダなセリフがひとつも無い。1回目に気づかなかったことがいくつかあって、男性の鈍さや、女性同士の共感とその脆さなんかがしっかり描かれていました。

1回目はヨンジ先生が気になったけど、2回目は母親の描写が気になったなぁ。これは3回目もいける。
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