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ブラック・ウィドウのnattieのレビュー・感想・評価

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
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ポスターでも印象的な赤の色、なんだか彼女たちの怒りのような、血を連想させる色と言えことで命のような、映画を見た後で赤が目立つポスターに色んなことを思う。
以下、当日見た時の感想。


ここまでMCU感がいい意味でなくて
シリアスなお話はマーベル映画で初めてなんじゃないか?て思うくらい、扱うテーマがあまりにも重すぎだ…
子供、女性、拉致、搾取、人体実験…
しんどすぎて目を逸らしたくなるほど生々しくて
搾取してる側の人間が本当に憎かった…
(あそこまで憎く思える演出を考えた人も役者もすごい、、)
Twitterでサノスよりクソみたいなツイートを見かけたけど
本当サノスよりクソだった、むしろサノスに可愛さとサノスの正義にかっこよさを感じてしまうほど。

あまりにも過去すぎる世界の中で強くなっていったナターシャが
アベンジャーズの仲を繋げる役割を担ってたことを
改めて考えると涙が止まらないな…
MCUでのアベンジャーズの中では唯一の女性ってことで
そういう役割を果たしてくれてたのかなとか思ったけど
そうじゃなくて、ナターシャだからだったんだなって思える映画だった。今まで白紙だった彼女のバックグラウンドとあまり定かでなかったキャラクターがよりはっきりしたような。
痛みで強くなるっていう考えで彼女は強くなったらしいけども
みんなを守るために自分を犠牲にするナターシャがかっこ良すぎるし、強すぎて切なくなってしまった、はあ
あと、ホタルとか夕陽にすごく惹かれてた幼少期のナターシャ、
やっぱり影で動く人間じゃなくて表で戦うから憧れてたのかもなと思うし、そういう意味での演出だったのかもと思ったり。

"自分が決める"これが大きなテーマだったし
過去のナターシャのキャラクターからもこの姿勢がはっきりとわかるゆえに、ウィドウたちのこれからに泣けてしまった
フローレンスちゃんの繊細で、タフなシスター役とて好きだった…最高だよフローレンスちゃん…
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