ぽち

ガール・コップスのぽちのレビュー・感想・評価

ガール・コップス(2019年製作の映画)
3.0
今一つ特徴が無い事と笑い所が少ないのがネックではあるが、普通に観ることが出来る軽い女性版バディ物。

脚本が定番すぎて意外性が無い事や、ラストへ向けての盛り上げ方が足りなく、爽快感が少ない。

また、ラスト近くでのご都合主義的な「実は私は」「実は彼女は」という素性バラシがやりすぎで、かえって覚める。

いつも寝ている強力3チーム チーム長ソン・ドンイルの登場がかなりショボい。
ハリウッドレベルの大スターがいきなり登場とかならかなりテンションが上がるのだが、ひっぱったわりに「だれ?」って感じで、カッコつけてるだけ恥ずかしいシーンとなっている。

主演のラ・ミランはそれなりに良いし、相棒をつとめるソンギョンもスレンダーで魅力的だ。
そして今作で一番良かったのはスヨンのメガネっ娘姿だろう。

ボケ役の旦那や漏らす売人など、上手く使えばかなりおいしいキャラになったのに、活かせていないのが残念。

もう二目盛ぐらいコメディに寄せて、コメディパートを作ればよかったと思うが、ちょっと湿度が高すぎた作品だろう。


余談。
イレズミのシーンなど、10倍は笑えるものにできたのに、変に遠慮してしまっていてもったいない。

FBIだけって、それは無いでしょ。
二人そろって思いっきり彫られて、それをその後のギャグに活かすべきだった。

それか、彫師が元々ヤクの売人なので超下手で、頼んだものとかけ離れた、小学生の落書きのようなものを彫られたとか・・・・

ここら辺は、情け容赦なかったファレリー兄弟監督を見習ってほしかったなぁ。
ぽち

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