このレビューはネタバレを含みます
館のお嬢様と、彼女の母に依頼され肖像画を描くために雇われた画家の人間模様を描く。
最初はお互いの素性を隠す為に距離のあった二人が、少しずつ時間を共有するにつれ距離が近づいていく。
二人が強く惹かれ合った瞬間から、彼女たちの情事が描かれるようになり、肖像画も彼女の魅力がつまったものが完成した。
その時代の画家というのは、人と長く時間を共有したり、その対象への興味を越して生涯様々な出会いや恋を経験したのだろうと昔の偉人を思い出しながら想像した。
映画の画の撮り方も芸術的だった。