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燃ゆる女の肖像のWednesdayのレビュー・感想・評価

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
3.3
背景が簡素なので否が応でも人物の顔に目がいく。画面そのものが絵画のフレームの中みたい。個人的に惜しかったのが、ド直球に暗闇に浮かぶウェディング姿のエロイーズの幻覚を出すシーン(2度も)。シンボルで婚姻を匂わせた方が絵画的なのにと。最初に、着衣のまま海に飛び込んで必死で追いかけたキャンバスは、いずれそこに描かれる人がそれ程大切になるということを暗示してたのか…と気づいて切なくなった。
「最後の再会」を見る限りふたりの未来は明るいと思いたい。
アデル・エネル、監督のミューズなんだろうな。
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