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燃ゆる女の肖像のshugyosoのネタバレレビュー・内容・結末

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

うわー好きだ。
クィア作品って知らなくて見てて、女性しか出てこないなぁとか女性の生きづらさ、エンパワーメント的な感じかと思って見てたらキスし出しておっととなる。正直全然気付かなかった。エロイーズの興味ありげな訝しげな視線は、そっちの興味だったのかと納得。

時代背景もあって、同性愛がどれだけ難しいか(というか恋愛結婚すら難しいのに夢のまた夢)ということと、スマホもPCもない時代に絵が写真代わりで、音楽や物語を読んで思いを馳せたり、不便だけどとても豊かだなと。現代だったら再会のシーンなんてSNSでプロフィール見つけたら終わっちゃう。

あと、使用人のソフィと生理の話がきっかけで距離が縮まるのも女性あるあるで良いなと思った。妊娠も、中絶もグロいし女だけがその責任や重みを苦しみを背負わされてる。最後のエロイーズの子どもと一緒に笑ってる絵はたくさんの困惑と苦しみの先にあったんだろう。

ただ中盤以降、キスしすぎだし糸引くところとかちょっとやりすぎかもって思ってしまった。
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