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ロミオとジュリエットのmitakosamaのレビュー・感想・評価

ロミオとジュリエット(2014年製作の映画)
3.3
ブロードウェイ版で松竹により映画配給された今作。
ロミジュリは宝塚でも上演されているフランス版のロックミュージカルが有名だけど、こちらはミュージカルじゃなくストレートプレイの舞台。故にシェークスピアの言葉の洪水を浴び去られる作品だ。

オーランドブルームがロミオを演じているのが一番の売りなのだろう。他の俳優さんはよく判らない。
モンターギュ家は白人だけど、ジュリエットらキャプレット家は黒人なのが特徴。ジュリエットは頭身が高くとても綺麗。

Tシャツにジーパンのようなラフな衣装で舞台も美術は簡素なものだ。
だが面白いなと思ったのが、キャプレット家の仮面武道会のシーンだ。黒人だからか、ノリがアフリカンパーカッションでダンスも土着的。仮面も野生動物っぽいデザインの紙のマスクと特徴的だ。
演出上で一番ハッとしたシーンだな。

他にも本物のバイクを使ったり、リアルに火を用いたりして、シンプルながらも大胆な演出が冴える。
役者さんも圧倒的な台詞量を流暢に喋り流石ですな。
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