りめんばーみー

キーパー ある兵士の奇跡のりめんばーみーのレビュー・感想・評価

キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)
4.2
やっと『キーパー ある兵士の奇跡』鑑賞。
ナチス兵がイギリス軍に囚われ、収容時にサッカーの力を認められる。その後、マンチェスターシティのキーパーまで務めるようになる。しかし、当然敵国なため、身近な人がドイツ人に殺された人々の非難は凄まじい。特にユダヤ人が多く住む地区だからこそ、超バッシング。それを乗り越えていく話し。しかもストーリーはフットポールだけじゃないのです(書かないけど)。
ストーリーが美しく、とても良い。悪人は悪人じゃない、善人にも葛藤があるという演出はとても良い。
一番考えさせられたのが、自身がもし家族や身近な友人を殺されていて、それを乗り越えてその仇となる相手国の人を応援できるのだろうか? いや、できない。とてもじゃないができない。
それを乗り越えたパート・トラウトマンとその家族、なによりも当時のイギリスに住む人々、特にユダヤの方々。拍手を送りたい。
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