北の果ての小さな村での三鷹のネタバレレビュー・内容・結末

雪と氷と海とそこに棲む野生動物しかない地、そこを初めての赴任先に選んだアンダース。
相当不便であろうことは彼なりに覚悟はしていたとも思うし、それだからかえってやりがいも…なんて気分で実際行ってみたら。多分結構後悔したはず（笑）いや、そんな顔をしてたよねw

一番の為すべきことは「この地に暮らす人々の生活や考えを歴史を含めて理解する」こと。学校よりも猟が大切なのはそれがここでは生きていくことに繋がっているから。
そりゃ確かに現代社会ではそれだけじゃダメだろうし、ましてやこれからの子供たちにとってもっと未来への間口を広げたほうが絶対いいに決まってる。
でもちょっとアンダーズは急ぎすぎたよね。

近代化している都会も自然しかない僻地もどちらもを片方だけで学ぶのでは本当に勿体ないのだろうな、と曲がりなりにも近代化より側のワタシは思った。

ラストのMylène Ballionが歌う「Giant in a Shell」が美しくて永遠に聞いていたくなる。