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北の果ての小さな村でのmat9215のレビュー・感想・評価

北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)
2.5
予備知識と期待ゼロで見て、意外と引きつけられた。もちろん、極北の風景は素晴らしい。それ以上に面白いのは、劇映画仕立てのドキュメンタリーであることだ。エンディング・クレディットを見ていると、俳優と登場人物の名前がほとんど同じであるが分かる。この趣向はドキュメンタリー映画では一般的で、古くはロバート・フラハティなんていう巨匠がいたりするし、昨年アンスチテュフランセで観たギョーム・ブラックの『宝島』もよかったな。ただ、こうした有名作に比べるとヒネリには欠けるかな。宗主国文化と植民地文化の相克などは定番だったりして。登場する現地人たちはモンゴロイドの顔立ちで、家の近所の爺さん・婆さんや小僧が出ているような印象。
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