タリア・シャイアとアル・パチーノお誕生日おめでとう御座います第２弾。
２作目は、マイケル・コルレオーネとコニーのルーツというかまんまご家系に関係する、イタリアマフィアに関する作品を見ました。
うわー、おもしろかったです！…といいつつ、見終わって数時間たつと、なんだったんだ…と思っちゃう作品…というか何というか。
80年代にマフィアの内側を警察に証言し、一斉逮捕の要因となった男マジーノ・ブシェッタのはなし。
冒頭からバンバン人が殺され、奥さんが宙吊りになったり、裁判前に幹部が証言しないって意味で唇を縫ったりすっ裸になったり、うるさい悪人の動物園状態。
その後はアメリカにかくまわれるけど落ち着かない生活…。生涯、気が休まることはなかった。
この監督の作品は、前に『結婚演出家』ってのを見たんだけど、あまりに芸術的すぎてワケわからなかったのですが、本作は好きでした。
音楽も良かった。
にしてもやっぱり、彼の行為は正しいんだろうけど、自分はともかく家族、親戚に被害がいくし、この映画では描かれてなかったけど、エグい殺され方するだろうし、大変だろうなあ。
家族はたまらんと思う！
関わるなって言ったって、その家に生まれてしまったらどうにもならんよな。
だからか、この作品に出てくる女の人たちはみんな、タリア・シャイアみたいに辛気臭い顔をしていて、なるほどタリアはやはり適役だったのだなと…妙なところで納得し満足したのでした。
