Mondenkind

ザ・コンヴェントのMondenkindのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・コンヴェント(2018年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

登場人物がみんな似たような美少女で修道女の格好なので、見分けがつかない。グロいシーン多数。

数十年前にある修道院の熱心な修道女達がやらかして、呪われた修道院が誕生した。経緯は、修道女達が、信仰心があればどんな悪霊からも護られるはず、よし!実際に霊を呼び出す儀式をして、信仰心の高さを証明しよう!と考えて実行。ところが、あれ?最も無垢なる心の持ち主のはずの少女が、悪霊に取り憑かれたみたいだけど?さらに他の修道女に襲いかかって来たんですけど??え?という流れ。

そしてその後、何も知らずにその修道院にやって来たのが主人公の少女。魔女裁判で処刑される寸前に修道院長に引き取られたので、救われたかに見えたが、修道院も恐ろしい場所だった。何人もいた修道女達は、次々に謎の伝染病で亡くなるか、悪霊の幻覚を見て自殺。さらに死後、悪魔化して復活し、わずかに生き残った修道女や、救いに来たヒーローを惨殺。

ラストで主人公は、悪魔として復活した修道女の友人に殺されかける。しかし、過去の儀式の生き残りの老婆が現れて、元凶の修道院長を火炙りにした事で難を逃れた。さらに元修道女の悪魔を倒して、修道院からの逃亡に成功した場面で終了。

でも主人公のその後は?この先も前途多難な未来しかなさそう。元いた村では魔女認定されていたから、帰る場所はない。身元引受先の修道院が炎上して主人公以外は全員死亡しているが、主人公は庭で悪魔化した修道女を倒した時に首を串刺しにして立ち去っているので、側から見たらただの火災でなく、猟奇的な殺害現場になっている。もし主人公が捕まって、元凶は悪魔崇拝の修道院長で、自分は被害者で1人だけ生き残ったんだと主張しても、魔女認定された女のそんな話を信じてもらえるとは思えない。正体を隠して暮らすしかなさそう。主人公は生き残ったけど、全然ハッピーエンドじゃなかった。
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