ぬーこ

プライベート・ライアンのぬーこのレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
3.4
監督 スピルバーグ
脚本 ロバート・ロダット
   フランク・ダラボン

伊藤計劃の虐殺器官で繰り返し紹介されていた冒頭15分。自宅鑑賞だけど迫力十分伝わってきた。確かに最初が1番面白い。

感想は長い。戦闘シーンは良い。

ライアンという一兵を救出する作戦
他の兄弟死んだから生死不明の末子を助けようっていうとんでもない話。一人っ子で戦死した人はどうなるんだろう。
部隊がほぼ全滅して、主人公も死んで、作戦になんの意味があったのか。それがテーマっぽい。

戦争映画、特に戦闘シーンって凄惨で目を背けたくなる。そして怖い、グロい、残酷だ、戦争良くないっていう一定の感情を抱かせる。ただ翌日になるとふとどんなシーンだったか忘れていることが多い。さらに観る量が増えると見慣れてきてしまったりする。

無抵抗の敵兵を殺すシーンが多い。現場で戦ってる兵士の感情を考えると分からなくもないが。仲間達の戦争犯罪を描くことで何が正義か分からなくしてる。

○シーン
一度助けたドイツ兵をラストに射殺するシーン
ドイツ語が堪能で戦闘中もほぼ誰も殺してない。そんな彼が最後、無意味にドイツ兵を殺してしまう。


○セリフ
部下が死ぬと、それは他の10人を守るためだったと言い聞かせる。そいつ(ライアン)はカパーゾ10人分の価値のあるやつなのかな

2021.16
ぬーこ

ぬーこ