借りぐらしのコブレッティ

プライベート・ライアンの借りぐらしのコブレッティのレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
3.9
公開当時、戦争のリアリティで話題になったのですがあらためて普通なら隠すえげつない描写をオープニングからもってくるところがスピルバーグの本気というメッセージを受け取りました。人としての心を殺さないとこんな地獄を乗り切れないです。
4人の息子を戦場に送って3人戦死した御婦人の最後の息子を助けてアメリカ本国に送り返すというお話なんですが、極めて特殊なケースだと思います。
ライアン二等兵役に当時若手売出し中だったマット・デイモンが抜擢されました。主人公のトム・ハンクスの存在感があまりに大きい。地味な顔してるのに凄いですね。
序盤で脱落するカパーゾ役にヴィンディーゼル出てるんですけど全くわかりませんでした。職人脇役のポール・ジアマッティとかいい味出してます。こんな兵隊さんいそうです。
映画を通して戦争の悲惨さを経験出来るのは貴重な事です。こんな愚かな行為が早く無くなりますように。