・ジャンル
心霊ホラー/オカルト/サスペンス/ドラマ
・あらすじ
中国の福建省に伝わる”縄の呪い“の伝説
それは首吊り自殺した者の縄に呪いが宿り時が経つごとにその力を増していくという物だった
呪いを解く方法はただ1つ、縄を燃やす事である…
2018年、結婚式を終えた花嫁が突如として命を断つという出来事が起きた
動画配信者のジアウェイは活動を共にする親友アーグァイの叔父である道士が行う自殺に使われた縄のお祓いの儀式の模様を生配信する事に
全ては婚約者シューイーとの結婚資金を稼ぐ為だった
その翌日、事件は起こる
ジアウェイ達が動画に出演させるべく呼んだ配信者の女性フィーイーが首吊り遺体として発見されたのだ
更なる収益を求めるジアウェイは警察の目を盗み現場の小屋へと侵入し撮影
そこで1枚の古い写真が発見される
それを見せられたシューイーは驚きを隠せなかった
映っていたのはかつての親友リーイェンを自殺に追い込んだイジメっ子の3人、首を吊った花嫁はその1人だったのだ
やがてシューイー自身にも異変が起こり始め、全ては縄の呪いによる物と発覚
ジアウェイとアーグァイは彼女を救うべく奔走するのだが…
・感想
台湾ホラー「縄の呪い」シリーズの1作目
2作目以降は現在ネトフリで配信されている
基本的にはJホラーを踏襲したありがちなアジアンホラーという感じ
恐怖演出もジャンプスケアが目立ち怨霊のビジュアルもさほど怖くない
呪いの発端であるイジメや親友同士の仲の拗れ等も目新しさはなくこちらもありがち
唯一特徴的だったのは韓国の巫堂(ムダン)にも通ずる物があるお祓いの儀式の光景
しかしそれもあまり活かされずじまい…
結末もあっさりとした感動系ハッピーエンドで逆にモヤモヤが残った
どんでん返しをすれば良いという物ではないけどもう少し捻りがあると良かったかな…
あるいは死の描写をもっと凄惨に描くか…
昨今の台湾ホラーを観る限りそこの規制も強くはなさそうだし
あとは同じ回想シーンが何度も出て来る構成も気になった
リーイェンが自殺に至る経緯を徐々に紐解いていく為とはいえ時間稼ぎ感が否めなかったというのが正直なところ
とはいえ尺はそこまで長くないので暇潰しにはなるかな?という感じ