「阪急電車 片道15分の奇跡」に似ているんだけれど、もっと近いのは、アジカンの「サーフ ブンガク カマクラ」。
　鵠沼・江ノ島・稲村ケ崎・極楽寺・由比ヶ浜・鎌倉の6駅もすべて「サーフ ブンガク カマクラ」と重なっている。
　
　江ノ電沿線好きとしては、その風景が見られるだけで点数が甘くなってしまう。
　それに、昔々学生映画を撮ってた身としては、こういう素人っぽい作りの映画も全然馴れているので、そういった点での減点評価をせずに観ることができた。
　
　これ、脚本が6作ともまあまあ悪くないですよ。いや、「あ、今のいいな～！」と感じたところもたくさんあった。
　演出には、いくつか思うところもあったけれど、でも全体として好印象の作品でした。
　
　尺や予算の制約はあったんだろうけれど、それでもやっぱり一話目は起点の藤沢からスタートしてほしかったな～。
　プロローグ的な短尺のものでもいいので。
　
　本作で個人的に特に良かったのは、江ノ島・稲村ケ崎・極楽寺のエピソード。
　ともに共通しているのは、「タイムスケールの摘まみ方」がうまいこと。
　
　関係ないけど、実際に好きな駅とその周辺もやっぱりその３つかな。

タイトルが出てくるまでの映像、全て見たことがある景色だなと思ったら江ノ島じゃなくて全て鎌倉じゃんw

1話目、鵠沼駅
カメラぐるぐる回すな、酔うんだよボケ。
ド素人がやりそうなカメラワーク。

2話目、江ノ島駅
まぁ…なんていうか…役者でもない子供の演技なので文句言っちゃダメなのは分かるんだけど…。

3話目、稲村ヶ崎駅
三話目にしてやっとまともな作品。
稲村ヶ崎いい場所だよなぁと思いつつ見れるのもあり、及第点。

4話目、極楽寺駅
ここ数年、極楽寺周辺に行っていない事に気が付いたので、次回鎌倉行ったら寄ろうかな。
喋ってるババアが舌っ足らずで我慢ならなかった。

5話目、由比ヶ浜駅
まさかのいつも通っているパン屋さんのすぐ近くの六地蔵の映像からスタート。
他作品とは全然違うテイストなのでいいかも。

6話目、鎌倉駅
場所的にほぼ海で全然鎌倉駅じゃねぇwww
と思ってたら夜の小町。
夜の小町って行ったことないから新鮮。

一応尻上がりに映画としての完成度は上がっていく。最後の話は好き。
あのへんを目的なくぶらぶらするような気持ちで観ればいいと思う。