「阪急電車 片道15分の奇跡」に似ているんだけれど、もっと近いのは、アジカンの「サーフ ブンガク カマクラ」。
鵠沼・江ノ島・稲村ケ崎・極楽寺・由比ヶ浜・鎌倉の6駅もすべて「サーフ ブンガク カマクラ」と重なっている。
江ノ電沿線好きとしては、その風景が見られるだけで点数が甘くなってしまう。
それに、昔々学生映画を撮ってた身としては、こういう素人っぽい作りの映画も全然馴れているので、そういった点での減点評価をせずに観ることができた。
これ、脚本が6作ともまあまあ悪くないですよ。いや、「あ、今のいいな~!」と感じたところもたくさんあった。
演出には、いくつか思うところもあったけれど、でも全体として好印象の作品でした。
尺や予算の制約はあったんだろうけれど、それでもやっぱり一話目は起点の藤沢からスタートしてほしかったな~。
プロローグ的な短尺のものでもいいので。
本作で個人的に特に良かったのは、江ノ島・稲村ケ崎・極楽寺のエピソード。
ともに共通しているのは、「タイムスケールの摘まみ方」がうまいこと。
関係ないけど、実際に好きな駅とその周辺もやっぱりその3つかな。