"サングラスをかけた先にある世界"
正直、序盤は軽いノリのコメディがこのまま続く、内容の薄い出オチ映画かと思って観ていた。
しかし、最後まで観ればそれが全くの逆であったことがわかる。
私たち一人一人の"人生"についての極めて真っ直ぐで熱いメッセージが込められていた。
ライアン・レイノルズを始め、とても誠実な作り手たちなのだろう。
とてもナイス"ガイ"な映画だった。
この世に一人としてモブキャラ、背景の人物なんて存在しない。
自分の世界で自分の思うように生きる。
実際には難しいことかもしれないが、それでも私たちは声を大にして"自由である権利"を肯定しなければならない。
とにかく全編にわたって笑わせにくるライアン・レイノルズが愛おしくてたまらない。
それでも締めるところはちゃんと締めるまさしく"主人公"たる男であった。
ゲームの世界であることを活かしたギャグが楽しいのだが、何といってもスゴかったのが"DUDE"との戦い。
この映画のテーマである"自由"を示すかのように、言葉通り"何でもあり"の展開に度肝を抜かれた。
ストレートに面白く、何より誠実。
誰にでもオススメできる多幸感溢れる作品。
観終われば、今まで以上に"自分の人生を謳歌しよう"というポジティブなパワーを貰えるはず。
