このレビューはネタバレを含みます
ゲーム好きは是非観て欲しい作品。
オープンワールドな世界のゲームのただのモブに自我が芽生えるという物語。
この作品の面白いところが、モブがこれまで言わされていただけの定型文のような台詞が後半には想いがこもったり、伏線回収になる。それが心地良くて楽しい。
普段、社会の歯車のように仕事と家を行ったり来たりするだけのモブのような生活をしている人は多いと思う。特に日本は。
そんな私達もモブじゃない!それぞれの人生をもっと楽しいんで良いんだと思える作品。
ラストのシーンで、ガイの親友のバディが「俺たちは何をしたらいい?」に対して、ガイが「何でも。やりたいことをやればいい」って言った瞬間。
バディはこれまでただシステムとしてやらされていた、銃のホルダーを外すという行動を自分の意思で外すという、あのシーンが最高に気持ちいい。
アメリカは銃問題が大きく取り上げられていることも頭をよぎる。実際に社会問題に向けているのかはわからないが、この演出は色々考えさせられるし、気分も良い。最高。