三四郎

ジョーンの秘密の三四郎のレビュー・感想・評価

ジョーンの秘密(2018年製作の映画)
2.8
アメリカの西側陣営とソ連の東側陣営、両方に核兵器を持たせることで、戦争を引き起こさないようにした、もうこれ以上、人を死なせたくなかったと言うジョーンの主張。綺麗ごとにまとめているが、結局ジョーンは二人の男の狭間で揺れていただけではないか。
何度か「あの時代だったから」「もしあなたがあの時代に生きていたら」というような科白がジョーンの口から出るが、確かに激動の時代で、何を信じればよかったか、何を信じることができたのか、正しかったのか、当時は誰にも分からなかったかもしれない…。当時と言わず、今も「現在」のことはわからないものなのだから。
しかし、期待したほどの映画ではなかった。
この題材をわざわざ映画にする必要があったのだろうか。何を伝えたい映画なのか理解できなかった。
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