子供の頃から大好きなアニメ。
実写と聞いてポケモンやプーさんみたいに3DCGになって毛なみとか表現されるのかと思ってたけど、鮮やかな2D。最初は実写映像と馴染んでない感じもして心配だったが、すぐに見慣れたし、トムとジェリーならではのぶつかったり、ぺっちゃんこになったり、ちょんぎられたりという残酷にも見える痛々しいシーンもあの頃のまま楽しめるのは2Dで表現されているからこそなのかもしれない。
何より嬉しかったのはトムとジェリーはセリフがなく、表情やジェスチャーで伝えてくれる。そしてトムのあのお馴染みの叫び声。あの頃のままの音源を使ってくれているのかわからないが、ほんと記憶のまんま。(トムとジェリー以外はセリフべらべら喋っていて笑った)
この実写の世界では人間以外の生き物は全てアニメ。そんなところもなんか面白い世界観だった。
昔のアニメの良さやドタバタ感をちゃんと随所に入れてくれていて、なおかつそこにコメディドラマが加わって、普通に娯楽映画として楽しめた。
内容的にはあまりに現実的ではないストーリーだけど、そんなところええんよ。主役はトムとジェリーのドタバタが見れればそれで。自分にとっては人間パートはただのスパイスであり、誕生80周年記念としてまたこの時代に蘇らせてくれる方法に実写という斬新なアイデアで挑んでくれたことがとても嬉しい。
あー、やっぱ好きだなー。
トムとジェリーは永遠に好きなキャラクターです。