→ オープニングのラップ。ルー・リードの1972年の"Walk on the Wild Side" のイントロをサンプリングした"Can I Kick It " by A Tribe Called Quest は、たしかにカッコいい。キーボードを持ったトムが列車に乗ってマンハッタンに向かっているあたりに使うこのBGMは選曲として最高。その街の看板にジョン・レジェンドのポスターがあってトムがカシオキーボードでライブするのもご愛嬌。
→ "Don't Sweat The Technique" by Eric B & Rakim トムとジェリーが客室の中で追いかけっこをするシーンで流れてる。HipHop界の重鎮Eric B & Rakimを選曲するところもいいい。
→ "Rocket Fuel" by DJ Shadow Featuring De La Soul トムとジェリーがプリータを追いかけるシーンあたりで流れる曲、DJシャドウまで使われるとは、製作陣のセンスに脱帽。
→ "Cut Em In " by Anderson Paak Featuring Rick Ross エンディング〜エンドロールで流れる曲。「シャン・チー/テン・リングスの伝説」でもAnderson Paak によるエンディングソング"Fire In The Sky"がカッコいい使われ方してたし、今回も重宝されてる感じ。
実写とアニメが同居してる作品。大筋のストーリーはなんやかんやあってニューヨークに来たトムとジェリーが、喧嘩によって人々を巻き込んで大騒ぎした結果周りを不幸にしてしまう。その失態をトムとジェリーと周囲の人間とで挽回しつつ、最後はハッピーエンドになる。 という「トムとジェリーのドタバタコメディ with ニューヨークの人々」といった映画。