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トムとジェリーのRenのレビュー・感想・評価

トムとジェリー(2021年製作の映画)
3.5
おもしろかった!Rotten Tomatoes の批評家支持率は28%と散々だけど楽しめたからオッケー!

トムが可愛いジェリーが可愛いクロエが可愛いの三拍子揃った眼福映画。リアリティラインを極限まで下げているので、所謂アメリカのコメディ映画っぽいノリにちゃんとついていけた。それでも非現実的すぎるギャグは全部アニメーションのキャラクターが担う、という棲み分けがちゃんとなされていたのでしっかりノれる。

CG化されたキャラがいっぱい出てきたほうが面白いよね、という数の暴力で勝負に出て、そのドタバタ劇の引き金の殆どを新郎が担うという力技。本筋はありきたりだけれど、そこにトムとジェリーを放りこめばなんでも面白くなってしまう『トムとジェリー』というブランドの強さをまざまざと見せつけられた。

自分はどちらかというと映画を観て頭を使ったり考えたりするのが好きだけど、政治批判も社会批判も大層なメッセージもあっていいし、コテコテのカートゥーンコメディやらチャンスを掴めのサクセスストーリーも良いじゃんと思えた作品だった。ラジー賞は喜んで飛び付きそうだけども。

トムとジェリーといえばの超有名フレーズ「仲良く喧嘩しな」の良さが詰まった快作。

幼い頃、トムとジェリーのDVDを何枚も買ってもらって何度も何度も繰り返し観て育った自分にとっては、ドルーピーがカメオ出演していたのが凄く嬉しかった。
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