水木と俊彦という2人の推しを抱えて帰れる素晴らしき異種バディムービー。原作やアニメ版などは未見で全く問題無し。それなりに刺激的なアニメーションが観たい人にはうってつけの、令和の民間伝承ホラーアクション>>続きを読む
面白いねー!しっかり面白い!ブラックコメディの適切な題材選びと適切なユーモア温度感を見極められないのなら、最初からこういうエンタメ全振りでいいのよ!
阪元監督の一貫した「映画は面白ければいい、面白さ>>続きを読む
今作の特長であろう「初期阪元裕吾作品に特に顕著なグロあり倫理無しナンセンスコメディ」「逆にどうやってるんだと吃驚するほど粗い映像と雑な編集と素人演技」以外は面白いと思った。地獄家族コメディとして観れば>>続きを読む
これは!『リトル・ミス・サンシャイン』のような家族映画の最新版が、盤石超えて鉄壁の布陣で形になったような感動がある....!傑作だ!
コロナ禍の東京。「信じられないかもしれないけど、実際に見たんです>>続きを読む
従来のシャマランっぽいダメさというよりかは、シャマランが少し背伸びした結果『ハプニング』などとは別の退屈さが生まれてしまったような映画だった。無理して課金してまで観なくてもよかろう。好きな人は好きだろ>>続きを読む
オーディションで選ばれた6人の新人俳優たちにフォーカスを当て、彼らの舞台本番までの1ヶ月間を74分ワンカメワンカットで撮った実験的な青春映画。策に溺れたかと勘繰ってしまったが、ヒリッと青いこの感じは紛>>続きを読む
フランソワ・オゾン作品を初鑑賞。いやいや「サスペンス」って言っておきながら違うじゃねーかと書く準備をしていたのに、この読後感はなるほどサスペンス。この設定だから擬似親子ものかアロマンティックかと逡巡し>>続きを読む
1964年『メリー・ポピンズ』。
1988年『ロジャー・ラビット』。
2022年『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』。
2023年『ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出』。>>続きを読む
今年ベスト。『福田村事件』の舌の根も乾かぬうちにごめんなさい。今年満点出してばかりなのだけど多分これで最後だし松浦祐也と豊原功補に免じて許して。178分の上映時間が冗談抜きで125分に感じた。こんなに>>続きを読む
【Elephant in the room】慣用句。部屋の中に象のような巨大なものがあるのにも関わらずそのことを話題にしない様から、「見て見ぬふりをする」の意。
日常が崩壊する、と言うよりかは、日常>>続きを読む
Netflixをザッピングして時間を浪費しているならまずこれだけ観て。金と地位と数字とレッテルとFワードが全てのニューヨークのヘッジファンド界を舞台に、怒号罵り摩擦男女の泥沼を描いた最高に居心地の悪い>>続きを読む
全世界に100万本あるソリッドシチュエーションスリラーの中でもかなり面白いやつ!画面はずっと暗いけど、現実と地続きの問題提起とジャンルムービーの面白さとヒリヒリとした緊張感が味わえてお得だった。
亡>>続きを読む
【福田村事件】関東大震災の混乱の最中、千葉県福田村に香川からやって来た行商団が朝鮮人と見做され、彼ら15人のうち9人が村の自警団に殺された。謂れの無い噂を根拠に遂行された日本史上の汚点・朝鮮人虐殺の裏>>続きを読む
ジャケットのスプラッター感と、いじめ当事者を中心に据えたしんどい青春映画を予感させるあらすじからはどうしたって『怪怪怪怪物!』を想起してしまう(とても好きな映画)。今作もあまり無いような角度でアプロー>>続きを読む
分かんねーー長げーー。パナヒ監督が映画製作を禁じられているのに屈せず映画を撮り続けていることや、今作製作後にイラン政府に逮捕されたことなどバックグラウンドはある程度知っていたけど、過去作やイラン情勢を>>続きを読む
(約2ヶ月前に)何度目かの再見。近年の、本当にトムが死ぬ可能性のあるアクションという名の危険映像に頼らなくても充分ハラハラさせられる初期作が好きだなと思った。
黒幕を巡るフーダニット(今改めて観たら>>続きを読む
時間が合ったからというだけで、漫画もドラマも未見の丸腰で鑑賞。劇場は原作・ドラマ・菅田将暉ファンと思われる若年層で賑わっていて、お話のほうもちゃんと面白かったと思う!
この手のテレビドラマ映画は基本>>続きを読む
完璧な映画。オールタイムベスト級だった。タイトルと某シーンの改変のみが0点(つまり日本の配給会社がダメすぎる)だが、その他は非の打ち所が無さすぎる。設定の魅力、撮影の魅力、純愛の話であり危険な共依存の>>続きを読む
本日9/30でU-NEXTの配信が終了するので慌てて鑑賞した。何年経っても色褪せる訳が無い。いつ観ても鮮烈。
戦後36年、奥崎謙三が戦場で隠蔽された事件の真相を求めて当時の上官を訪ね歩く。
奥崎氏が>>続きを読む
「ミュータント・タートルズ」のことを何も知らずに、所謂ミリしらで鑑賞。人気なのは分かるし面白かったと思うけど、ずっと「マリオ」を観ていたときに似た虚しさを拭いきれなかった。めっちゃデジタルネイティブの>>続きを読む
大好きな監督の大好きな映画を初めて劇場鑑賞できた。何度観ても素晴らしいし何度観てもしんどいけど、何度でも傑作と言いたい。こうやってリバイバル上映して後世に残してくれるのはありがたい。広めの劇場が大盛況>>続きを読む
一人ディズニー常習者としてはホンテって一人で超乗りやすいのでどんどん評価上がっていくのよねーなんてことを思いながら劇場に向かったけど、ごめんなさい、全然心が動かず。パークの『ホーンテッドマンション』は>>続きを読む
去年『トップガン マーヴェリック』で、『THE FIRST SLAM DUNK』で、『RRR』で、劇場で映画を観る楽しさを再確認した方、今年も映画館に行く理由ができました。どう考えても面白い。ぜひ大画>>続きを読む
確かに不条理で胸糞で、ずんと沈んだ気分にはなるのかもしれないけど、それだけだった。もっと核心を突き刺して離さない痛烈なメッセージやショッキングなものが観られると期待した自分が悪いのか。
今作が提示し>>続きを読む
100年以上昔の作品で、確かに観辛さなどもあるけどちゃんと面白い。世界最古のホラーらしいが真偽は不明。多分自分が観た中で最古の長編映画になった。
未来を見通す夢遊病者から死の宣告を受けた男がその晩何>>続きを読む
今作を鑑賞する多くの人はウェス・アンダーソンのあの世界観に浸るために来ているのだと思うし、そのニーズは当然のように100%満たしてくれる。ただし自分としては、それ以外のシズル感を増してくれないと興味の>>続きを読む
『犬ヶ島』のときにも思ったけど、あの唯一無二の箱庭感はアニメとの食い合わせが良くて、むしろ普段のウェス作品がアニメの実写化なのではという気すらしてくる。アニメだから許されるケレンとドタバタで押し切って>>続きを読む
記憶障害を抱えた女性が真相に迫っていく最新クィア『メメント』で、運命を自分で作ろうとする人々のサスペンス。
なのだけど、そこにさらにあるジャンルをミックスさせているぶん色々と味が薄まってしまった感じ>>続きを読む
『ウォーリー』以来の完璧なラブストーリー。『ソウルフル・ワールド』以降のピクサーは、以前にも増して確実にバキバキになっている。クリエイターのパーソナルな部分をどんどん隠さなくなってきている。
『ソウル>>続きを読む
【コロニア・ディグニダ】チリ共和国にある、ドイツ系移民を中心とした入植地の旧名称。40年以上ドイツ人のシェーファー指導下で、拷問、性的虐待、殺害をもって運営を続けたカルト教団。
(Wikipediaよ>>続きを読む
本当に伝えたいことがあるならもっと分かりやすく言ってよヤンおじいちゃん。でも唯一無二の映像を堪能するのならこれでいいよ。凡百の巨匠(矛盾)なら引退作になりそうなほど、作家性爆発の一作。
無知なのでゲ>>続きを読む
代替不可能な、どうやって思いついたの?/どうやって形にしたの?に出会う瞬間の快楽が、人がコンテンツに触れる理由の一つだと思った。シュヴァンクマイエル作品は2作しか観ていないけどもう「シュヴァンクマイエ>>続きを読む
初めて観たヤン・シュヴァンクマイエル作品。この感じで上映時間が130分を超えているのがヤバい。長い。長いけどめちゃくちゃ独特のところに行っていて面白かった。
不妊に悲壮感を抱える妻のために、子どもを>>続きを読む
ジャケのシーンが本当にある!100点!この映画を観たからには、もう「アイデア一発勝負」との惹句を簡単に使えなくなる。ジャケット一枚見て想像するのと、71分本編を観るのでほぼ後味が変わらなくて素晴らしい>>続きを読む
映画史に残る完璧な世界観の構築!美術や衣装や音楽を隅々まで拘り通していることが素人でも分かって、映像作品として楽しかった。フェミニズム映画であり、最新の『魔法にかけられて』であり『LEGO®︎ムービー>>続きを読む
やっと観た。もっと思想的に最新のものが観られるのかと思いきや、原作ファンに目配せしていてわりと「置きに行った」リメイクだと思った。良いところも良くないところもある。
エリック周辺の改変は全部良かった>>続きを読む