Renさんの映画レビュー・感想・評価

Ren

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もののけ姫 4Kデジタルリマスター(1997年製作の映画)

5.0

生まれた時には公開済だったジブリ最高傑作を初めて劇場で。いつの時代だって名作として残るだろう。何度でもリバイバル上映してくれ。IMAX音響の久石譲、最高。

作品レビューは↓
https://film
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ワン・バトル・アフター・アナザー(2025年製作の映画)

3.5

真面目に不真面目なマンキン顔力(かおぢから)映画。巨匠の威厳と広く開けた脱力感が同居していて、かなり飽きずに駆け抜けていく。

邦画がハリウッドに比して足りていないものは、制作費よりなにより「顔面」だ
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劇場版 チェンソーマン レゼ篇(2025年製作の映画)

3.0

原作はごく最初のほうだけ読んだがアニメ版はリアルタイムで鑑賞済。総集編も観た。

アニメ版にも増してバキバキの作画と爆音、ゴリゴリのギターサウンドは間違いなく現行ジャパニーズアニメーションの筆頭の風格
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ひゃくえむ。(2025年製作の映画)

4.5

浅く考えろ、世の中舐めろ、保身に走るな、勝っても攻めろ。

『一瞬の風になれ』という佐藤多佳子の傑作青春陸上スプリント小説があるが、今作も前提はそこに準えつつも自分は『メジャー』を想起した。私のオール
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8番出口(2025年製作の映画)

2.5

川村元気のやること為すこと全てに両手を挙げて賛辞を送ることはしたくないが、今作については功績もあると思った。真に面白いかどうかは別としても。

8番出口という大ヒットゲーム(ゲームを全くやらない私でも
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裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

3.0

くだらなさすぎる。幼い頃に観ていたMr. BOOシリーズを思い出した。Mr.ビーンや『マスク』と同じで子どもの頃観ていたらもっと爆笑してただろうな。

全シーンに抜かりなく笑いどころを入れる貪欲な姿勢
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愛はステロイド(2024年製作の映画)

3.5

最近小説『ババヤガの夜』を読了しシスターフッドアクションの魅力に溺れてしまったのでその勢いで鑑賞した。鋭い眼光とゴリゴリの筋肉が躍動する実写を過剰摂取できて満足だった。

前に感想を書いた『九月と七月
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九⽉と七⽉の姉妹(2024年製作の映画)

3.0

監督のアリアン・ラベドは『籠の中の乙女』『憐れみの3章』的なランティモス作品のフォロワーと見ていいだろう(作品に出演していたり実妻であることも関係しているのだろう)。ランティモス作品は「支配的なシステ>>続きを読む

リンダ リンダ リンダ 4K(2005年製作の映画)

4.0

劇場鑑賞は初めてだった。青春映画に悲劇的な別れも絶叫も甘ったるい恋沙汰も要らないのだと教えてくれた映画。

土日にも学校へ行き文化祭の準備をしていた高校時代の、自分たちが楽しさの中心にいたようなあの高
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でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男(2025年製作の映画)

4.0

三池崇史は多作乱作なだけでちゃんと映画が撮れるのだ。

正しいラショーモンアプローチの法廷劇だった。地に足つけて、過剰なエンタメ化をせず一つひとつの事象と心の動きを着実に映していく。

安定の綾野剛に
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KNEECAP/ニーキャップ(2024年製作の映画)

4.0

こやつらもクズだが、社会はその何倍もクソだ。音楽に政治を持ち込むな、と思ったことのある人もない人も観たらいい。

痛烈なヒップホップでクソな現実をこじ開けていく痛快さ。音楽では世界は変わらない、という
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KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ(2025年製作の映画)

3.0

ピクサーでもドリームワークスでもなく、これをやるならSPAでしょ!という納得感。TikTok・YouTubeにフィールドを置く多くの現代人を映画に引き込み、今後KPOPを題材にしたフィクションは全て今>>続きを読む

ルノワール(2025年製作の映画)

2.5

あまり良さが分からず不甲斐ない!

子どもの私の視線を通して大人や世界の翳りを映す映画は『aftersun/アフターサン』という大傑作があるのでどうしても比べてしまう。
子どもの目線だからといって観客
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この夏の星を見る(2025年製作の映画)

4.5

【スターキャッチコンテスト】2015年に茨城県立土浦三高で始まった実在のコンテスト。自作の望遠鏡を用いて、お題の天体を捉えるまでの速さを競う。

今年最高の青春映画。豊作すぎて大変だ。

コロナ禍が直
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ドールハウス(2025年製作の映画)

4.0

劇場で飽くまで観た予告で「また凡百のJホラーフォロワー、中途半端な駄作か...」と思っていてごめんなさい!Jホラーの歴史に残るレベルの秀作では⁉︎

矢口史靖氏が見ない間に新境地を開拓した。コメディと
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スーパーマン(2025年製作の映画)

5.0

面白すぎた。人生初のスーパーマン、基礎の基礎だけ入れて鑑賞したがどの観客を誰一人置いて行かない完全無欠のヒーロー映画で、無邪気に映画館に通っていたあの頃の高揚感も今歴史的ヒーローの新作を観る意味も全部>>続きを読む

コピーキャット(1995年製作の映画)

3.0

『羊たちの沈黙』をやりたかったのはよく分かる。連続殺人鬼+安楽椅子探偵もの。

キモい男性社会に揉まれながらもその目線に立ち向かう「羊たち」のクラリスに比して今作の「強い女性」は今ひとつ出来上がってい
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星つなぎのエリオ(2025年製作の映画)

3.5

色々なピクサー映画に似ている!近年の傑作群には及ばないが、相当無難にまとめてきた佳作と言っていいだろう。

子どもと大人、それぞれの観客の見る視点が明確。「自分の人生を生きたいがそれが親の望む姿と違う
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

※羊さんとワンちゃんが好きな人、ちょっと気をつけたほうがいいかも....?

意外や結構よかった。A24らしい、ワンテーマ突貫に見せかけた広い映画でかなり飽きずに観られた。

『竹取物語』のようで『オ
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罪人たち(2025年製作の映画)

4.0

かなり面白かった!全開の社会/歴史風刺と全開のジャンルムービーが混濁した勾玉エンタメの中でも痛快な出来栄え。

スパイク・リーほどバキバキの社会派になりすぎず、かといってタランティーノほどシネフィルの
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F1®/エフワン(2025年製作の映画)

5.0

面白い。以上。

『トップガン マーヴェリック』はこれからも3年おきくらいに外側の設定だけを変えて新作で作られていくのだろう。その最初の1本目。

エンジンの轟音とハンス・ジマーの劇伴を最大限に楽しむ
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.5

超絶大傑作を4Kの美しい映像で、スクリーンで観られて本当によかった。

『国宝』がかなり2人のブロマンス的な人間ドラマにフォーカスが当てられたのに対し、時代性を背景に社会に翻弄される2人を追いかけるの
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かたつむりのメモワール(2024年製作の映画)

4.0

アダム・エリオットほど寡作で、丁寧で、真摯で、人間の歪さを愛しているクリエイターはいないと思う。『メアリー&マックス』以来17年ぶりの長編映画も大傑作でした。

ここまで色濃く初期・ティム・バートンの
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Mr.ノボカイン(2025年製作の映画)

4.0

面白かった!こういう直線的なアクション映画としての楽しさを十二分に堪能できた。この時代にまだ殺傷大喜利の新ネタを出せるだけで満点をあげたい。

主人公の「痛みを感じない」特性が、変な戦い方ができること
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エクステリトリアル(2025年製作の映画)

3.0

子どもが迷子で行方不明に。しかし周囲の人間は「始めから子どもなんていなかった」と取り付く島もない。彼女が変なのか?周りが何かを隠しているのか?領事館サスペンス。

元兵士のPTSDを女性を対象として描
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プレゼンス 存在(2024年製作の映画)

2.5

ソダーバーグ作品自体そこまで好きなものがないのだけど、終始イマイチであった。

そもそも幽霊がそこに居ることに理由ってあるの?というのが一つ。

もう一つ、仮にそうだったとして、それは見る側がその場所
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ラブ・イン・ザ・ビッグシティ(2024年製作の映画)

5.0

今年最高の一作。圧倒的に賛と言いたい。

「男女の友情は成立するか?」が永遠の命題のように扱われる時代は終わった。多くの人が、男を好きな女と女を好きな男しか存在しない世界でないと通用しない問いだと気付
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.0

人種/他文化への無理解から来る警察→市民への蔑視的な目線というスパイク・リー風味はほんの僅かに見え隠れするが、基本的にはハードボイルドなクライムサスペンスであった。

語り口は淡々としており、画変わり
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

2.5

【未見のジブリ映画を観る】

昔テレビで観た記憶もうっすらあるが、ほとんど初鑑賞。観ると思い出すシーンが数箇所あって、その辺りの設計は相変わらずすごいと思う。

海が生き物としてうねる、水がジェルとゼ
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

3.5

【未見のジブリ映画を観る】

分かりやす!宮崎駿作品の中でも特にストレートなエンタメでは?

一見単発のエピソードの羅列に思える物語を「魔女として生まれた少女のイニシエーション」という共感できるのだか
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耳をすませば(1995年製作の映画)

3.0

【未見のジブリ映画を観る】

それを支えるだけの人生経験もないまま恋愛にトロトロになる思春期の本質をかなり描けていてすごい。

「好きだけどあの人とは釣り合わない」「何かを成し遂げないといけない」とも
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リロ&スティッチ(2002年製作の映画)

3.5

超久しぶりに再見し、異種間交流ものの一つの到達点だと確認できた。

スペースファンタジー&エイリアンものとハワイを掛け合わせるのも凄いが、今作の功績はどう考えてもスティッチのキャラクターデザイン。
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コンパニオン(2025年製作の映画)

4.0

アイデア出たとこ勝負のB級スリラーか?と半信半疑で再生したものの、予想を超えてとても面白かった。

1回目のツイストで新鮮に驚きたいならば、あらすじを見ずに鑑賞することが望ましい。

『ブラック・ミラ
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エミリア・ペレス(2024年製作の映画)

2.0

全然面白くなかった。昨年度の賞レースを席巻した意味もよく分からなかった。無念。

メキシコ=麻薬カルテル/暴力的、というしょうもない解釈の世界で、性別移行した人間を「男性の肉体性を持つ女性」として描く
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リロ&スティッチ(2025年製作の映画)

3.5

無難な実写化だった。

まず『リロ&スティッチ』の実写化の監督を誰にするかの会議でディーン・フライシャー・キャンプの名前を挙げるディズニーの慧眼も、それに100%応えるディーンにも賛辞を送りたい。『マ
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国宝(2025年製作の映画)

4.5

流石に今年最高の一本。全てが邦画最高峰、圧巻の175分であった。スクリーン鑑賞を推奨したい。

歌舞伎に詳しくなくても全く問題ない。
女性禁制の特異な伝統芸能を舞台にした青春でありスポコンであり、その
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