いがらっしー

朝が来るのいがらっしーのレビュー・感想・評価

朝が来る(2020年製作の映画)
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全て無かった事にしたい周りの人達の中で、自分のやって来たことや自分の運命、自分自身までも否定をしたくない!
だから切に願ったのだ。
『なかったことにしてほしくない!』と
彼女の愛情深さは母親そのものだ。
産んだ少女もいつの間にか母になった様に
育ての母もいつの間にか母性に溢れていた。
「分かってあげられなくてご免なさい」

この映画は、様々な立場の人達が、それぞれの重々しい気持ちを抱えながら存在しているのがよく見える。感情移入しやすいから、ごく自然に涙が流れてしまった。
これは私もまた、出演しているあらゆる人達を母性を持って観ていたのかもしれない。
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