里親サイドの話も産みの親サイドの話も凄く丁寧、故にキッツい…。淡々と家族モノかと思いきやかなり重い。今まで見た映画の中で一番長く重くしんどく感じた2時間だったけど本当に文句無しで面白かったし、観てよかった。
キツい内容だけど画は瀬戸内の島の街の景色も、東京の景色も、光の撮り方一つ一つが優しくて温かいもの。人によってはああいうカットはあざとすぎる？と感じるかもだけど、僕はめちゃくちゃ刺さった。
夫婦とひかりちゃん、主人公3人の声を押し殺して喋る演技に特に引き込まる。本当につらいことを話すとき、言葉がうまく出ない時のアレをやろうとして出来るのか〜って、本当にプロだなって。子役ちゃんもエキストラも取り立て屋もみんな素晴らしい演技で物語がスッと入ってきます。
子どもを作る前に観られてよかったし、お父さんお母さんたちにも観てほしいと思う。
