むぅむぅ

カイジ ファイナルゲームのむぅむぅのネタバレレビュー・内容・結末

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

原作漫画のカイジが好きで、映画は1も2も鑑賞済み。

2から大分原作から離れ始め、今作は完全オリジナル展開。
今までのカイジは人生そのものをかけて奮闘する展開だったのでハラハラドキドキしやすかったんだが、今回は日本経済再生のために国民の財産を没収しようとする政府と戦う大富豪の老人東郷をサポートする役回り。
カイジが負けてもカイジ自身の損はない。

そこがもうすでに感情移入しづらい。

物語のメインゲームとなる「人間秤」は帝愛黒崎と東郷が直接対決し、カイジがやったことは時計に細工して時間を5分遅らせることと、事前に借りた10億を「ドリームジャンプ」で10倍にしたこと。

時計を細工した理由はゲーム中に金を稼ぐための単なる時間稼ぎのためだったのだが、なんでそこに勝敗を分ける1枚の金貨が挟まるねん。

「ドリームジャンプ」も、装置の仕組みを知る遠藤がたまたま会場に来ていて、様々なボタンがある制御装置の配電盤なのにリセットボタンのみの電源を切れるブレーカーがあったり、カイジに当たり番号を伝えるときも微妙に分かりにくい伝え方をしてカイジを混乱させたりといろいろツッコミどころがあった。

ラストの「ゴールドじゃんけん」はシンプルな心理戦で心理描写がされていて良かったが、正直そのあとの政府要人達を失脚させる策謀のほうが面白かった。ギャンブル関係ねぇ。

〇今作の良かった点
・キャスティングが豪華
・特に藤原竜也、福士蒼汰、吉田鋼太郎、新田真剣裕の演技がよかった
・ゲームのシステム自体はどれも面白い
・ア"ア"ア"ア"ア"ッッッ!!! キンッッッキンに冷えてやがる!!!!!!

〇今作の悪かった点
・視聴者置いてけぼり
むぅむぅ

むぅむぅ