つるみん

カセットテープ・ダイアリーズのつるみんのレビュー・感想・評価

3.7
【Talk about a dream, try to make it real】

機内で鑑賞。

時代は1987年、イギリスの田舎町。パキスタン系の家庭にいることから宗教上の問題で厳格な父親にいろいろ縛られてしまう主人公。またその地域での人種差別もあり、居場所がない。しかしそんな退屈で閉鎖的な日々を変えたのはBruce Springsteen の歌と自身が毎日綴っていた詩の存在であった…。

夢を抱く事すら許されない1人の少年が音楽と詩の力を借りて自分自身で道を切り開くティーンムービーであると共に、しっかりとした涙ものの親子映画でもあった。
オープニングクレジットの洒落た感じや突然始まるミュージカルテイストのノリは凄く好みで、『シング・ストリート』のような雰囲気も中にはあった。ただ自分自身、Bruce Springsteenは「Born in the USA」くらいしか知らなかったので、もともとファンだった方からすれば非常に良い映画となるのではないだろうか。
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