仕事上、研究職の方とお話する機会があり、みんながみんなこうとは思いませんが、その方と重ねてしまう場面が非常に多く、東出昌大さんの演技がそれそのものでした。それと、元々身長が大きい方で目立つ存在なのに、今作変わった役回りかつ、かなりお太りになられて余計に大きく見えました。
この作品、警察の汚い取り調べにフォーカスしすぎず、技術者、科学者、開発者などの、発展に欠かせない人々の未来を守ることをベースに物語がすすむので、検察や警察に腹立つなぁとおもう場面は少なく感じました。あくまで無理な取り調べではなく、協力お願いしますの姿勢なところと、それに「はぁ」って返す金子氏もどうかと思うけど！！無知は怖いの体現。
結末はもちろんwikipediaなんかに載ってますが、興味深いのは最後まで闘った理由。本編後のインタビューなんかは目かっぴらいておりました。あらためて思うのは、被告被害者両人や、真実が明かされるまで、判決が言い渡されたあとも、多くの年月を費やし、有限な時間と自由が奪われてしまうというのは、それが事実だし、言い表し難いものがありました。
