「Winny」の開発者、金子勇さんの急逝から10年ということで、本作に至りますか。
これを機に金子さんを知りましたが、こんな事件があったんですね。
先見の名すぎる、未知のフロンティアに立ち会ったときの、人々の戸惑いと喧騒とが見事に映像化されているかと。🙌
大林宣彦監督が生前仰っていた、「正悪ではなく、正気かどうかを問いなさい」ということばを思い出しました。
理屈ではどうにもいかないときがあります。人間ですから。
でも、その判断が正気かどうかくらいは、なんとなくわかるような気がする。
同じ過ちは繰り返すべきではありませんよ。
あとひとつどうしても言いたいことがあります。
役者のみなさんの関西弁がひどすぎます。
標準語圏の人はこれで本当になんの違和感も抱かないんでしょうか。
関西人が話す、はちゃめちゃにぎこちない標準語を耳にしたら、この気持ち悪さがわかると思います。
松本監督は兵庫の方らしいですが、大丈夫でしょうか？
多分作り手の思っている以上にこの問題は重要のように感じます。
方言を甘くみたら説得力が存外に落ちると思いますよ。
キャスティングの制約等、事情は色々あると思いますが、めちゃくちゃ勿体無い。
